うちは、町外れなので、正直井戸までよりも川のほうが近い
なので、大体水を汲みに行くときは、そちらへ行ってしまう
…いちおう、今はエルフ狩りとか物騒だから井戸のほうが安全といわれたんだけれど
シーツとか、大きなものを洗う際には川のほうが便利なんだよね
お洗濯を終わらせて、一息ついていたらディルノアさんとであった
どうやら、ディルノアさんはお水を汲みついでにお散歩だったらしい
それで、凍土の話とかをした
こんど、凍土に行くのもいいねってそういう話
実は、鬼ごっことかかくれんぼとか、雪合戦とか、そういう多人数で遊んだことがない
この間、みんなでシャボン玉で遊んだのが実は最大人数かもしれない
一人遊びは、実に得意なんだけどなあ
まあ、それはさておいて
凍土で雪合戦をしたいなといったら、大笑いされた
どうやら、なんか外れた発言だったぽい
でも、みんなで雪合戦をやれたら楽しそうだねっていうのと、すごいにぎやかになりそうだねって話になった
なんていうか、バトルなんとか、みたいな
にぎやかすぎない?それ、ってくらい
凍土かあ…
本当に、行くのを考えてもいいなと思う
オーロラを見に行かないかって、言われたのを思い出した
行って、見てこようかなあ…
【リバーサイド:ディルノア】
手紙とうわさで、ブラッドさんとヴィヴィアンさんがなくなったことを知る。
正直、その後どうやって家をでたのか、覚えてない。
結構うろたえてたんだろう。
でも、きちんと髪に黒いスカーフを巻いて、かごにリースちゃんとパールちゃんをいれて花を摘んで
聖堂に向かう坂道を上がっていた
聖堂に猫を入れていいかどうか、ちょっと不安だった
だめって言われたら、こっそり後ではいってお祈りをしようと思っていた
お墓へ行っても、たぶんそこに遺体はない
だったら、聖堂ならきっと、祈りが届く気がした
聖堂を訪れたら、いろんな人が居た
クリストファーさんに久々に会って、この街は獣人もいるせいか、獣禁制ではないってことをきいた
ちょっと、安心した
そしたら、ほんの少しの時間だけ、ブラッドさんが、みんなにあいにきてくれた
そういえば、いろいろな約束をしたなとおもう
おじいさんになってね、とか。大人になったらドレスをくれるとか。死なないでね、とか。
全部破られちゃったよ。
でも、最後まで、きっと騎士様だったんだろう。
だから、怒ってない。以前遺跡で言っていた誓いを、多分貫いたんだろう。
街中に初めて出たとき、ベンチの上で声をかけてくれたひと
冒険者になるかならないか、迷ってたわたしに遺跡へ行くきっかけをくれたひと
わたしのために怒って、泣いてくれた人
おにいさんみたいだったな、といまさら思う
ヴィヴィアンさんへ、おやすみなさいともお祈りした
素敵な人だった
照れ屋さんで、かわいい人だなって思ってた。でも、きちんと自分の足で立ってた。
いつか、外国へ行って世界を見て回ったら、ヴィヴィアンさんの故郷の村…
遺跡と、とっても大きな図書館のある村にたどり着くかな
弟さんがいるっていってた
その、孫にくらいは会えるかもしれない
ミニスカートは、結局はかなかったよ。
いつか、はく日がきたら、ヴィヴィアンさんを思い出すんだろう
二人とも、大事なひとだ
感謝してもしきれない、ありがとう
二人が、大変なときに力になれなかったのが悔しい
みんなで、ブラッドさんとヴィヴィアンさんの思い出の話をした
死者をおくるって、こういうことなんだなって、ちょっと思う
…マールファさんが、もっと話したかったと言ってた。わたしも、そうおもう。
くいがなんてない、なんてうそ。
いつか、魂は命の輪にのって、新しく生まれてくるものだっておとうさんはいう
それならば、人より長く生きていれば、またいつか、あえるかな
あえたらいいな
……人より長く生きる命があってよかったと、初めて思ったかもしれない
おやすみなさい
さようなら
どうぞ、まためぐりあえますように
【山頂の大聖堂:クリストファー★ノエム★命の灯火★ディルノア★ハイド★マールファ】
預かり猫のリースちゃんと、パールちゃん
さすがに、頭がいいことはいえ、あまり早々外へ出してはいられない
環境が変わって、落ち着かないだろうし
ストレスもたまるんじゃないかな、なんて思って、時々散歩に連れ出す
今日も、港町で遊ばせた
そうしたら、ディルノアさんに会った
ディルノアさんは、不思議なことに猫にとっても好かれる体質らしい
どれくらいというと、猫を引き寄せるっていうか、猫を吸引するって言うほうが正しいくらい
呪いなのかな?
それとも、ただの体質なのかも
まあ、特に実害があるわけじゃなさそうだけれど
それから、不思議な女の子(レーヴァ)にあった
外套で、顔はよく見えなかったけれど、へんなこ
猫を実験台にするとか、髪の毛がぐちゃぐちゃしてたほうが世界平和になるとか
頭はよさそうだったけれど…なんだか、ぞくっとする
ふしぎ
【潮風の港町:ディルノア★レーヴァ】
そういえば、
あれですね、女性二人に男性一人(エルフ・獣人・人間)って感じでよい具合にばらけてます
帰り道に、木の上にヒュースさんを見つけた
どうやら、日用品に使う蝋をとってたらしい、蜂の巣かな
てっきり、ヒュースさんは魔女だから、魔法の道具や儀式に使うと思ったんだけれど
でも、魔女だって王様だって、ろうそくは必要だよね
敵についてとか、ちょっと話した
あと、カエルにしちゃう魔法について
なんていうか、周囲に敵が居るかもしれないって警戒することはすこし苦手だ
もちろん、森や遺跡ではどこから動物や魔物がやってくるかわからない
そういう意味での警戒は、けして苦手じゃないし、怠ってはないはずだ
たとえば、街で人に出会ったり、そういうときの警戒とか、そういうこと
そもそも、わたしにはあまり、明確に敵という感じの人はあまり居ない
というか、そういう風な間柄になることのほう稀だ
わたしと敵対する理由が、いまいちぴんとこない
あまり、他人と利益がぶつかることはないから
想像がつかないものだと、なかなか警戒につながらないのが困ったところだ
ところで、ヒュースさんに人をカエルにしてもあまり怒られないですむ方法を教えてもらった
まあ、あまり怒られないといっても、退治されない程度、というか…
カエルになったと、本人だけに思わせる
つまり、錯覚を使うといいらしい
…まあ、人にカエルになったと錯覚させることも、わたしにはできないんだけど
でも、うっかり人前でケロケロしたり、水に飛び込んだりしてしまったら
ものすごい怒られそうな気がしないでもないだ
ヒュースさん、結構やる気満々だったんだけれど
…大丈夫かなあ
【エルフの森:ヒュース】
カウンター
プロフィール
HN:
ウルリーカ
性別:
女性
自己紹介:
凍土で休養中
【ステータス】
治りかけ。
【ステータス】
治りかけ。
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