売り子観戦記録

さて、バーサスも前半戦が終了した
売り子をしながら、あちらこちらの会場や試合を覗いているけれど
いちおう、記録らしいものを書いておこうとおもう

なんだか、観客で見ただけでも色々で
実は、脳内記録が万全でなかったりします
まちがってたら、ごめんなさい

……でも、懸賞試合面白そうだなあ
売り子カップ、略してうりこっぷ、とかやりたいなあ。
名前を思いついたから、なんて理由だったりするけれど…

・トレイルVSアルビレオ戦
→勝者アルビレオさん

はじめての試合
双方二刀流の、トレイルとアルビレオさんが激突
トリッキーで素早い動きのトレイルに対して、一撃が重いアルビレオさんの勝負
結果は、トレイルの猛攻を受け止めきったアルビレオさんの勝利
戦闘スタイルは正反対に思えたけれども
その、性格とか性質は、なんだか似通ったお二人の対決だった

客席では
マールファさん、ディルノアさん、テレサさんとであった
ディルノアさんが、カップを握りつぶす
次から、木のカップにすることにする


・セラVSドミニク線
→勝者セラさん

素早い体捌きのセラさんに対して、不死身と名されるタフネスを誇るドミニクさん
結果は、不死身のタフネスをぶっちぎったセラさんの勝利
……というか、とどめの技は…
セラさんの「私、男です…」だったかなあ…
うっかり、川を渡りかけたドミニクさんを引き戻す威力でした
セラさんのこと、女性だとおもってたんだね、ドミニクさんは

客席では
ヒルデガルトさんとであった
ヒルデガルトさんは、スピード重視もパワー重視もどちらの戦いもできるんだって
それから、魔女だから長いこと生きているらしい
でも、慣れてしまって感情の起伏が薄くなるとか、そういうニュアンスのことを言っていた
でも、長い時間がたった後、変わらず会える人が居てわたしは素直に嬉しいと思ってしまった
…あんまり、良くないことかもしれないけれど


・ヒコVSカルード戦
→勝者ヒコさん

ヒコさんとカルードさんの対決
剣のヒコさんに対して、木剣（中に鉄芯みたいなのは入っているみたい）を使うカルードさん
人を切る感触が嫌だといっていた
…殴る感触が良い、というわけではなかったみたいだけれど
人を殺さないようにと、そんな気が感じられた
ヒコさんに押し切られて、カルードさんは敗北
でも、その戦いざまと気持ちは、会場で見ているわたしたちにも伝わった

観客席では
バレンティンさん、アルゲマイネさん、シオンさんと出会う
アルゲマイネさんは、エルフのかただった
何となく、構えてしまうのは習慣っていうのかな…
でも、敗退していたけれどアルゲマイネさんは満足そうだった


・トレイルVSギルバード戦
→勝者トレイル

相変わらずトリッキーな動きのトレイル。その身体能力は、忍術を使わない時点でかなりのもの。
対するギルバードさんは、攻撃の長剣、防御のダガーで防御の硬さは見ている人は感心するほど。
ラシールさんの懸賞試合だったのだけれど、何度も大きくぶつかりあい、切り結びがめまぐるしく目をはなせなかった。
結果は、トレイルの勝ち。勝因は、トレイルの…性格、根性？気力的なもの…かな。
ギルバードさんのほうが、余力はあったような気がするけれど、それは口調のせいだったのかもしれない。
どちらにしろ、すごい試合だった。

観客席では
オーナーのラシールさん、リッシュさん、エルタニさん
そろそろ記憶が怪しくなってきた
剣に詳しい人がいたせいか、ひとつひとつ解説してもらう


・ゆきさらVSカルード戦
→カルードさん勝利

人を切るのが好きなゆきさらさん、人を切るのが嫌いなカルードさん。
剣を振るう根底が違う二人の対決。
飄々としたカルードさんに、きっと根が真面目なのだろうゆきさらさんが翻弄される一面もあり。
最後まで、不殺の意思を貫いたカルードさんに、ゆきさらさんが敗れた。

観客席では
ヒイロさん、パグストさん、リッシュさん、ドミニクさん、リュオさん、ガロさん、セタンサさんと出会う
賑やかな観客席だった…地味に、レオンさんとリュオさんの関係が気になる
戦いのために戦えるか、ということをちらりと聞く
どうやら、わたしは根本、生まれながらに生きるために戦う、それ以上を望まないというのになれてしまっているようだ
何が良いとも、悪いともわからないけれど
そういえば、セタンサさんとレイズ君を倒したらアイドルの称号が手に入るらしい
ほんとかな？


・シェリーVSレイズ戦
→勝者シェリーさん

リングが残りひとつのシェリーさんの戦いにようやく間に合った。
かねてからの約束、ぽんぽんで応援をする。
シェリーさんの背中に追いつきたかったレイズ君、それに全力で答えたシェリーさん。
ただ、残念だったのが、人の命が懸かる懸賞試合が、人の心にかせを置いてしまったように見えたこと。
…わたしは、二人のぶつかり合いは、そこに何も混ざりけがあってほしくなかったのかもしれない。

観客席では
パピメルさんと、シェンティさんにお会いする
シェンティさんも、シェリーさんを応援に来たみたいだった。
パピメルさんも、リングはひとつ。
明日、悔いの無い戦いをして欲しいと心から思った。


エキシビジョンマッチ
・アオイVSゴーレムザムライ
→勝者アオイさん

エキシビジョンマッチ。東方の格闘家対、からくりゴーレム。
ゴーレムザムライ（以下ざっくん）の可愛さに、観客の一部がめろめろ。
勝敗は、サムライファイアーをものともせず拳で語ったアオイさんに軍配が上がる。

観客席では
ライエン君、サフォーさん、ノイさんに出会う
エキシビジョンマッチの賞品は、なんとゴーレムそのまま
それは、アオイさんからサフォーさんに渡された
いいなあ、ざっくん…

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バーサス大（？）予想

高速馬車に乗って、都へ向かう途中のこと
オアシスで、バーサスについて色々予想している人たちがいた
その中に、以前お話したことのある、オージェさんがいた
懐かしくなったのと、おもしろそうだったから、ついつい声をかけてしまった

お話をしていたのは、オージェさん、アリィさん、ヒルデガルトさん
アリィさんは、観戦組みたいだったけれど
ヒルデガルトさんは、出場者
でも、準備したのは昨日だったんだって
あんまり、心臓ばくばくとか、がちがちとかはしていないんだって
緊張に強いんだなあ…

どうやら、お話は誰が強そうかっていうことみたい
レオンさんっていう、以前の戦争の総大将の人や、東の人の名前が色々でた
中には、名前が可愛いって人や流派の名前がすごいって人もいた

話している間に、オージェさんが実は良いおうちの出身だったことや
アリィさんが、凍土へ行くこと
ヒルデガルトさんは、芸術の魔女とか黒薔薇の魔女らしいことがわかる

それから、パーティのお話もした
キョウカさんのお店が提供する、香水のお話も
スカートがふわっとしたドレスが似合いそうって言われたから、そういうのを選ぼうかなあ
アリィさんや、ヒルデガルトさんはどんなドレスを選ぶんだろう…

ちょっと、気になるー

【砂漠のオアシス：オージェ★アリィ★ヒルデガルト】

栗拾い予定

聖堂へ、聖水をもらいにいったらバーサスがあるせいか、なんだか忙しそうだった
用意するのにしばらくかかると言われたから、長いすで座って待つことにした
待っていたら、わたしの後から、祝福を頼みに来た男の人がいて
やっぱり、おんなじように長いすで待たされていた

男の人は、ヒコさん
バーサスに参加する、剣士の人
ヒコさんとお話していたら、今帰ってきたところだというゴーディさん
それから、ヒコさんのお友達のシュマックさんと出会う

4人でバーサスについて、あれこれとお話をした
ゴーディさんも、売り子さんをやったらきっと楽しいのにと思ったけれど
聖堂にお勤めになっているひとは、アルバイトをできるかわかんないみたい…
だから、またの機会があったら、考えてみるって
ちょっとだけ、残念。でも、しかたないかな

バーサスのときに、ヒコさんが試合をしていたら応援することにする
応援する人が、結構増えた
でも、誰も応援しないより、きっとずっとずっと楽しい

シュマックさんとヒコさんが、今度栗ご飯をつくって食べるらしいから
思わず、栗拾いのお手伝いを申し出て、加わってしまった
だって、栗ご飯食べたい

もう、秋なんだなあ…

【山頂の大聖堂：ヒコ★ゴーディ★シュマック】

G（がぁら？）の怪談

そういえば、今日家への帰り道のときのことだ
人気のない道を歩いていたら、前方から足音なくきた「あれ」とすれ違った

黒くて、ぺターンとした
地面をさかさかと這う、アレ

……まあ、わたしはあまりアレは怖くないのだけれど
何となく、慣習的に伏字になってしまう、あの昆虫類

近くは、住宅街
いったい、彼(彼女）は何故道を歩いていたのかはわからないけれど
よもや、道を歩いていてすれ違うとは思わなかった…


と、そんなことがあって思い出すのだけれど
Gがつく、いわゆるあの昆虫生物
あれって、大体みなさん正式名称で呼ばないような気がします

Gとかゴキとかが一般的なんだろうとは思うのだけれど
我が家…というか、わたしのまわりはなぜか彼(彼女）たちのことを
ジョニーと呼びます

なんで、ジョニーなんだ？


唐突に、普通だと思っていたことに疑問をもった瞬間でした
あなたの近くの彼(彼女）たちは、なんて呼ばれていますか？

…なんて、聞いてみたり。
誰か、反応してくれるかな。

ニンジャ！ニンジャ！

さて、最近おとうさんから出された課題は
「鳥となかよくなること」
上手く立ち回れば、野生の鳥だって触れる…らしいけれど
（もちろん、べたべた触ったりするわけじゃないけど）
これが、なかなか難しい

一番得意な鳥のまねは、フクロウだけれども
あと、少しの距離がなんとも埋まらないって感じだ
今日も、指を伸ばしたら、かぷーっ！て噛まれた
肉食の鳥だけあって、グローブ越しでもいたい……

そうしていたら、がさがさーっと音がして、トレイルが現れた
トレイルは、バーサスの出場決定の通知が届いて
なんだか、わくわくしてしまって
いてもたってもいられなくなって
森で、さるとびのじゅつ…だったかな、そういうのを練習しにきたらしい

さるとびのじゅつ、っていうのは東のニンジャっていう人たちの技らしい
でも、トレイルはニンジャの技は使うけどニンジャじゃないらしい
トレイルは、おかあさんが東の人で
おとうさんが、ニンジャの技を教えてくれる先生なんだって

わたしとトレイルは、ちょっとだけ環境…というのかな、そういうのが似てる
髪の毛がお互いおかあさん譲りなこと、おとうさんが先生なこと
ニンジャとレンジャーだって、実はやれることっていうのは結構似てるところがある
赤い糸？なんていっていたけれど
なんとなく、兄弟とか双子とかそういう親近感やシンパシーを感じてしまった

そうそう、トレイルはわたしの二つ年上だった
（といっても、わたしもあと一月も立たないうちに、16歳になるのだけれど…）
そして、お互い「さん」ってつけないってことになった

トレイルは、実は剣はあまり得意ではないらしい
一番の武器は、別にある！…って言っていたけれど
バーサスの試合まで、教えてくれないらしい

砂漠の都で、また会えるかな？
会う前に、トレイルの試合を観戦するのが先かもしれないけれど…
お祭り騒ぎがあるのがなんだか嬉しい
人が多いのは、緊張してしまうけどね？
お祭りのときこそ、この国は、いちばんこの国らしい顔になると思うんだ

【エルフの森：トレイル】