青色リボン

凍土へ行くぞと決めたら、なんだか、わくわくしてきた
冒険の準備期間って言うのが、実はかなり好きかもしれない
あれこれ、必要なものを探して、集めて、準備する
宝箱を開ける直前、みたいな

港の地図屋さんに寄ってでてきたら、ハルトさんと目が合った
どうやら、わたしが呼んでいた、地図屋さんのご主人の名前が、ハルトさんと似ていたからこっちを見てしまったらしい
最初気づかなかったけど、ハルトさんは、去年冒険先で出会った人だった
それから、通りかかったカイルさんと三人で、海賊の宝物についてお話をした
カイルさんは、砂漠方面で手がかりを探してみているらしい
こないだエルタニさんが海へ行くっていっていたし、こっちの冒険も動き出しそうな予感がする

お二人を、凍土に誘ってしまった
現地集合現地解散、合言葉は24時間自由行動
いろんな人と冒険ができたらいいな

そういえば、ハルトさんにリボンをもらってしまった
しかも、結構上等なものらしい
綺麗な綺麗な、青色のリボン
どうやら、依頼の中でハルトさんがもらったらしい
カイルさんのお勧めで、頭の上で結んでみた
似合ってるって言われて、嬉しい
あれだね、耳が出るのはちょっと慣れないけど、こういうのも、なんかいいな

カイルさんとハルトさんに、味方だといわれた
わたしも、お二人の味方でいたい

【潮風の港町：ハルト★カイル】
 

りぼんてるてる坊主
あれだね、最近夏用のポンチョになりました
てるてる、現在進行形

モニカさん

ええと、第二段のモニカさんです
あれですね、ミミズク獣人さん、厳密にいうと、ミミズク鳥人なのかな？
色々、写真とかでがんばったのに、思ったよりミミズクっぽくない出来上がり
獣人さんなので、以前描いたヴィアさんに比べて色は健康的ぽく
銀髪と明るい灰色の髪の塗りわけって、存外難しいことに気がつきました
同じに見えるー


次は、ディルノアさんだー


コメント返信

かーわいい（略＞
実は、メッセージをいただいてから返信までに間があります
うっかり、メッセージをちぇっくしそこねてました、ごめんなさい！
どうぞ、お持ち帰りくださいー（ぺこり）


 

オーロラのこと

聖堂へおまいりにゆく
お祈りっていうより、挨拶とか報告とかそんなかんじ
そうしていたら、いきなり背中に氷をいれられた
すごい、びっくりしたよ
何かと思った
アリステルさんが、わたしの背中にちょいって氷をいれてた
しかもアリステルさんは、それをちょうどやってきたセタンサさんのせいにしようとしてた
セタンサさんは、それにびっくりして逃げてた

まあ、結局つかまって、3人でお話をすることになったんだけど


そういえば、オーロラっていうのは場所によっては不吉の予兆らしい
流れ星や、虹が悪いものだっていうのと同じことかな
文化の違いなのかなって、セタンサさんは言っていた
綺麗なものは、時々怖くなる、それはなんとなくわかる
でも、綺麗なものならいいものであってほしいな、って思ってみる

そういえば、地味にアリステルさんと会うときに五体満足で怪我なしっていうのは初めてだった
………怪我、なるべくしないようにしよう

【山頂の大聖堂：アリステル★セタンサ】

長階段でお茶を

夜、すこし眠れなくて空を見上げたら、綺麗な丸い形をしていた
通りで、精霊たちがはしゃいでいるわけだ
そう思ったら、すこし楽しくなって外にでかけた
目的地は、町を見下ろせる長い階段
持ち物は、ミルクをたっぷり入れたお茶と、ビスケット
こっそりと、特等席でお茶会をしようと思った

そこで出会ったのは、フユヒメさん
わたしよりも小さな女の子
どうやら、こっそりおうちを抜け出してきて、お散歩をしていたらしい
一緒にお茶を飲んで、ビスケットを食べる
フユヒメさんのおうちは、お店屋さんらしい
コーヒーや、お茶やお花をそろえてるんだって、雑貨屋さんかな？

ちょっとだけ、お説教みたいなことをしてしまった
でも、あんなに小さな子が夜一人で出歩いているのは、とても危なっかしく思えたんだ
……一番いいのは、小さな子が出歩いても安全だよっていえる街なんだろうけど
街中でよく、わたしは怪我をしてるから…
なんとも、そういえないのが残念だな


【長階段：フユヒメ】

遺されたもの

港町を通りかかったら小さな炎が見えた
ルドゥ君が、オジロさんの遺品を燃やしている火だった
灰は、風にさらわれて遠くへ飛んでいった
死者たちが行く、天の国へ、届くだろうか

ルドゥ君とエルタニさんから、オジロさんのことについてすこし聞いた
なんだか、面倒見のいい人だったらしい
ヤンキー、だったらしいけれど…
一度、酒場で話しただけだった
だから、こうやって、どういう人っだったのか知ることができてすこし良かった

エルタニさんは、海へ海賊の遺した宝物を探しにいくらしい
それは、オジロさんが言っていた冒険をなぞることみたいだ
わたしも、夏がくるころに凍土へ行こうと思っている
オーロラを見に行こう、そういったままブラッドさんは死んじゃった
だから、わたしの中で何か、それがひっかかってたから
オーロラを、わたしが見に行こうって

ルドゥ君も、気が向いたらきてくれるらしい
現地集合、現地解散、基本的に自由行動、向こうであったらよろしくね的な予定だ
いろんな人を、誘ってみよう
にぎやかなほうが、きっといい
それから、海賊の遺書の手がかりを探してもみたい
ツンドラや、雪の野外を勉強することもできるだろう
……大丈夫、一人じゃなければ寒さに心凍えてしまうことはないだろう

もう、いろんなことから半年も経ったんだな

【潮風の港町：ルドゥ★エルタニ】

凍土に行くときには、水が凍らないような工夫が必要