弔いの花よりも、いつか来る日のために花の種を蒔いたほうがいいのかな
森で花をつみながら、そんなことを考えていた
そしたら、シェリーさんに出会った
なんだか、わたしを探していたらしい
正直、どんなことを言って、どんな顔をしていいのかわかんなかった
だって、シェリーさんの足を傷つけたのは、まぎれもないわたしだもの
シェリーさんは、復讐にきたという
びっこをひいて
剣を取れなんていって
……なんていうか、わたしを傷つけたいんじゃないんだろうってすぐに思った
サフォーさんやヴェンツェルさんや、いろんな人が集まってきた
ヴェンツェルさんは、わたしのシェリーさんからの恨みを山菜で買ってシェリーさんと戦おうとした
多分、シェリーさんがなにか求めているんだって、感づいたんだろう
でも、そうしたらすごいびっくりしたことが起きた
グレアムさんが現れたんだ
一瞬、幻か、それとも幽霊かなんて思ったけれど
どうやらグレアムさんは生きていたらしい
……また会えた、それが嬉しかった
シェリーさんと、グレアムさんは戦った
生き延びた魔王を、終わらせるために
知り合い同士が戦うのは、好きじゃない、けど、このときはとめちゃいけないきがした
なんとなく、だけどね
ひつきさんの言葉で、シェリーさんが望んだこと、ほしかったこと
それは、助けてほしいことだった
冒険をして、みんなと何かを乗り越えて、それで宝物を手にしたい
そうしたいって、言ってた
多分ね、エルフ狩りで傷ついた人はたくさん居て
死んだ人だって居て
……いろんなもの、シェリーさんの背中にのってくるんだろう
でも、シェリーさんと冒険をしたいってひとはいっぱい居るんじゃないかな
助けてっていったシェリーさんに頷いた人は、いっぱいいっぱい居たんだから
わたしも、そうだったけど
いつか、シェリーさんが自分を好きになれるといい
そうしたら、ひつきさんも死体じゃない友達ができて
そうなったら、わたしも、きっと嬉しくなる
【エルフの森:シェリー★サフォー★ヴェンツェル★チシカ★プラム★クラウス★グレアム★スパーク★ひつき★イニフィ★ライエン★フィール★ハンス】
シェリーさんの足が治ったら、遺跡にまほうのなべぶたを探しに行く
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酒場でご飯を食べていたら、近くの席で誰かがしきりにダークエルフって言ってた
なんだろうと思ってたら、なにやらダークエルフに呪いをかけられた人がいるらしい
知り合いが呪いをかけられたのは、ヴィルフリートさん
それにカイルさんとエルタニさんとチシカさんが加わってなんだかにぎやかだった
チシカさんのご結婚のながれをうけて
冗談とは言え、初めて求婚されたよ
とても流れるように、とてもナチュラルに
そういえば、わたしのスカーフ、蒸れない?って言われた
あんまり意識したことなかったなあ
むしろ、スカーフよりも首元に髪の毛があるほうが暑いときはしんどいかも
チシカさんの結婚式の話をすこし聞いた
なんか、すごいカオスだったらしい
参加した人や、場所までも
…なんだか、想像が半分くらいしかつかないよ
もしかしたら、半分すらついてないかもしれない
そういえば、チシカさんのブーケはエルタニさんに無事わたったのかな?
次に花嫁さんに慣れるブーケ
ちょっとだけ、あこがれるけど
でも、結婚とかはまだ、考えられないや
【冒険者の酒場:ヴィルフリート★カイル★エルタニ★チシカ】
メッセージに返信を、メッセージに変身ってかきまちがえました
それにかぎらず、わたしは、結構言葉の間違いが多いひとです
しかもそれが、微妙に意味が通ることだと、なんか頭の悪い子みたいになります
こう、かわいそうなこ、みたいな?
以前やってしまったこととしては
「赤竜って、やっぱり近づくと熱いんですか?」
と言おうとして
「赤竜って、やっぱり近づくと赤いんですか?」
と間違えたことがありました
赤くない赤竜って、どんなのだと!
首が短い首長竜とか、寒さに弱い氷竜とか、虚弱体質の不死鳥みたいな違和感です。
あとは、
「知人に釘をさされてしまいました」
と言おうとして
「知人に首をさされてしまいました」
と間違えたこと
首を刺すってどんだけバイオレンスなんだと
致命傷なんじゃないかと
ある意味致命的な間違えなんですが
まあ、そんな小話でした。
さて、今日のメッセージに返信です。
おおおおお(略>
髪と目の色以外のデータがなかったので、無いところは想像で補填です!
相変わらず、的確に苦心した部分をクリティカルヒットですね、秘孔をついちゃうぞ★みたいな!
でも、ありがとうございます!(てれてれ)
昨日はおつかれさん(略>
わああ!いらっしゃいませ!こちらこそ、楽しかったです。
耳のことは、実はスカーフでおおってはいますが、ばれればそれはそれで、な感じなので。気にしないでください。
というか、この空間に癒しがあったことに、驚きおおのきなわけですが。
でも、えっと…また、おたちよりください。それから、またあそんでください。
ありがとうございました!
あれですね、不良って、今流行の「ちょいわる」ってやつですね。
なんていうか、ふさぎこんでしまいそう、というのかな
下手なことを考えていたら、下降気味の思考がぐるぐると回りまわってしまいそうだった
だから、そういう時は動くことにしている
でも、なんとなくにぎやかなところへ行きたくなかったから
好きな場所、長い階段の上にいって街を見下ろすことにした
レンガ造りの、長い階段
ここは、わたしの大好きな場所のひとつだ
街が一望できて、エルフの森だって見えてしまう
夜になるとそれが、地上にある星みたいで、綺麗で好きだ
街が見下ろせる場所まできて、すこし行儀が悪いけど、階段に座る
そうしていたら、魔法使いのアジタートさんに出会った
アジタートさんは、なんだか紳士的っていうか、伊達男?というのかな
たぶん、この人は女性にもてるだろうなって、そんな気がする人だった
二人で並んで、街を見ながらお話をした
お互いの仕事のこと
それから、ダークエルフのことや
種族の違いについて、それの無関心による加害について
人は、誰かが死ぬっていうことに「しかたない」とか「そういうものだ」って諦めを感じてしまうことがあるらしい
…そういうものなのかな
でも、少しだけ心当たりはある気がする
争いはあんまり好きじゃない
競争とか、ゲームは、けっこう好きなんだけどな
なんだか、最近難しいことを考えすぎて知恵熱がでないか心配になってきた
【長階段:アジタート】
朝、というより昼前の聖堂
今日は儀式があるせいか聖堂の中はがらんとしていた
いつもいる神官様やシスターたちは、どうやら奥のほうで忙しいみたいだ
結局昨日、家に帰ったあとはくたくただったのに
なかなか眠りにつけなかった
あの夜に感じたり考えたりしたいろんなことの残滓が上手く解けずに残っているかんじだ
だから、祭壇にお花を上げたあともしばらくぼんやりとしていた
そうしたらディルノアさんがやってきた
どうやら、孤児院のお手伝いをしているみたいだった
ディルノアさんと、「たられば」(鱈とレバーではない)の話やいろんな話をした
どんなに刃を向けたくないと思っても、刃をむけてしまうときがこないとは誰にもいえない
そんなわたしの言葉に、ディルノアさんはこう答えた
そうなる可能性をなるべくつぶしてゆくことはできるって
どうやらわたしは、自分で思っているよりももしかしたらシェリーさんの足を切ったことがショックなのかもしれない
なんか、ショックを受けてるっていうのに気がついてショックだった
あんな感触はもう二度とごめんだ…って思う
だから、ディルノアさんの言うとおりに可能性をつぶしていきたい
なんていうか、やっぱり
人が死んだっていうあとは、すごくしんどいね
きっと、それはみんなそうなのだろう
【山頂の大聖堂:ディルノア】
カウンター
プロフィール
HN:
ウルリーカ
性別:
女性
自己紹介:
凍土で休養中
【ステータス】
治りかけ。
【ステータス】
治りかけ。
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