森で弓の練習をしていたら、気が付いたら夜になっていた
はじめたときは、まだ少し明るかったんだけどな…
矢筒の中の矢を撃ちおえて、遅くならないうちに帰ろうかなと思っていたら
ハッセンスさんが、矢を拾ってくれていた
どうやら、ハッセンスさんは森で迷子になって、歩いていたらわたしが練習しているところへ行き逢ったらしい
しばらく前から見られていたらしいのだけれど、…ぜんぜん気が付かなかった
練習中、変な顔とかになってなかったかな?
こう、何かに集中してしまうと、周囲の観察がおろそかになるのは悪い癖かも
おとうさんに知られたら、また怒られちゃうかも
ハッセンスさんは、他の人が自分の使わない武器を使っているところを見るのが好きらしい
その気持ちは、ちょっとわかるかも
わたしも、人が武器を扱うのを見るのは結構好き
大剣を振り回す力強い動きも、小さな剣を使う細やかな動きも
剣だけではない、メイスとか、ブーメランとか、鞭とか
わたしが触ることさえほとんど無い武器を見事に扱う様は見ていて壮観だ
……まあ、大体は戦闘中にその様子を見ることになるから、落ち着いてみられたりはしないんだけど
ハッセンスさんは剣を使って、時々投げナイフも使うらしい
でも、ナイフは飛ばしたら戻ってこないこともあるから、もったいなくて使わないことが多いとか
戻ってくるブーメランみたいなのは、前に額で受け止めてしまって、傷跡が今でも残っているんだって
それで、なんとなく冗談で、ロープをつけて投げてみたらどうですか?っていってみた
そしたら、ハッセンスさんが結構乗り気
練習をしてみるみたいだ
形になったら、見せてくれるって言ったからちょっとたのしみだ
そんなことを話していたら、おとうさんに呼び笛で呼ばれてしまった
もう少しゆっくりしたかったんだけど…残念
【エルフの森:ハッセンスG】
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