リルムちゃんと約束した火山。
でも、早々にはぐれてしまった…
予想してたよりも、熱波で視界がわるかったのが原因、かも。
はぐれている間、とりあえず同じ目的の山頂を目指していたら
山頂から緑色のカーペットのようなものが広がってきた
なんだろうとおもったら、それはたくさんの玉虫
まるで、波みたいに過ぎていった
それがきた方角に居たのは、不死鳥…フェニックスだった!
ほんとうに、本当で、フェニックスだった。
ものすごく広い溶岩の池に、ちょこんとある岩の上に小さな太陽みたいな
フェニックスがいた。
少し泣きそう。それくらい、会いたかったから。
多分わたしは、冒険者として自分に自信がまだない。
だから、一つ、自分はフェニックスにだってあったんだって、そういう自信が欲しかった。
うん、それが確たる自信になるなんて、わからないけど。
フェニックスには、いろんな目的でいろんな人があいにきていた。
血が欲しかったワズワンさん。
フェニックスさんに贈り物をしたかったフォウさんとアルフレッドさん。
それから、ダークエルフではなくエルフになりたがったプラムさん。
ワズワンさんは、フェニックスに飛び掛って灰になってしまった。
そんなに、永遠の命というのは魅力的なのかな。
たしかに、色々な人が欲しがりそうだし、色々できるかもしれない。
でも、だからといって、他の人と同じ時間を重ねられないというのは、残酷じゃないだろうかって、おもう。
わたしが、人間のように短命じゃないから、思うのかな。
難しい。
プラムさんは、エルフになった。
フェニックスさんと色々話していたけれど、フェニックスさんの言った言葉が気になった。
――ダークエルフは滅びるかもしれない。
それは、良いことだ。
エルフの血を引くわたしにとって、嬉しいこと。
でも、…不安がある。ダークエルフが居なくなることで、エルフに影響はないかな。
ちょっとだけ、恐くもあった。
フェニックスさんは、みずみずしくて熱で変質しないものが欲しいって言ってた。
あと、あまり火吹山からでてこないみたい。
鳥の歌は、プラムさんが目覚める時に贈ってしまった。
じゃあ、次に会うときは、なにをあげようかな?
【不死鳥の火噴き山:不死鳥★いかにも悪者★プラム★フォウ★アルフレッド】
PR
この記事にコメントする
カウンター
プロフィール
HN:
ウルリーカ
性別:
女性
自己紹介:
凍土で休養中
【ステータス】
治りかけ。
【ステータス】
治りかけ。
最新記事
(12/14)
(04/15)
(03/30)
(03/29)
(03/29)
メッセージが送れます
リンク