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少し前に、森で半年ほど前に脚を引きちぎられました、っていう人と会った
そのときは、聞くだけで痛い痛い痛いっ…って感じだったんだけれど
よもや、本当にひきちぎられかけるとは、あの時は思ってもみなかった
斬られるということはあるかもしれないけど
ちぎられるっていうのは、実は結構レアケース、だよね?

まあ、偶然って言うのはあるものだなって思ってみる
むしろわたしにとって、脚に怪我をしたというよりも
一緒に脚を見つけられなかったなあ、って言う気持ちのほうが大きい

まあ、とにかく今日はこんなことがあった。


夜に公園で、ひとりでこっそり(?)お茶会をしてみていた
そうしたら、チシカさんと出会う
チシカさんもお茶に誘ってみたら、デートっていわれた
デートなのかな、これ?
そもそも、チシカさんが女性だと思っていたら、なにやら微妙に複雑そうな気配がした
…まあ、女性か男性かというのはあんまり問題じゃないかな

そんなことをお話していたら、小さな子が何かがさがさ探しているのを見つけた
何をさがしているのかと聞いたら、脚を捜しているといっていた
公園で遊んでいたら、脚をなくしてしまったと
脚がないから、探し回れない
だから、わたしの脚をくれと、すごい力でわたしの足を引きちぎろうとしてきた

話しているうちに感じたのだけれど
その子は、たぶんこの世の人じゃないんだろうなとおもった
(実際、わたしの足をつかむ力は、子どものものじゃなかったもの)
そして、脚をなくして、痛くて悲しくて辛くて、あまりにその気持ちが強すぎて
その気持ちだけが、公園に残ってしまっているように見えた
(実際、脚を捜すということ意外、ほとんど覚えていないようだった)

わたしの足がちぎれる前に、チシカさんがそのこの手を切ってくれた
もし、そのような状況になった場合、安全を考えるならばすぐに距離を置いて、攻撃に入るべきだ
なぜなら、その子は人間に危害を加える幽霊なんだから
……日記を書く段になって、それが一番スマートではあるんだよね、と思う
なんというか、わたしは甘いので
悲しい苦しいといってる子どもに、弓を向けたくはないと思ってしまった

誰だって、悲しい苦しいときは、そこから助けて欲しいと思う
助けてくれなくても、横に来て…苦しいね、辛いねって慰めて欲しいと思った
それが、子どもだったらなおさらだ
自分の足が危ないのに、のんきだなんていわれた
……うん、われながらそう思う
そゆところ、後回しに考えてしまうあたり、無茶をするといわれるのかもしれない

結局、そのこはわたしの足をちぎらなかった
わたしの脚はいらないって、そういって離れていった
そして、その子の首をチシカさんがはねた

うん、実際その子は「わたしの足は取れないから、他の人にもらう」と言っていた
それって、わたし以外の人が襲われるかもしれないっていうことだ
たった一人は安全だけど、そのほかが危険ならば、意味は無い
それはわかっている

その子が骨になってゆくのを見ながら思ったのは
最初からきちんと敵対をすると示して切り捨てることと
ぐずぐずと希望を持たせて結局すくえないこと
それは、どっちが残酷なのかなあ…って思ったんだ


優しい人になるというのは、すごく難しいんだなあ
あと、チシカさんの時給がものすごい高かったことにびっくりする

【外れの公園:チシカ★子ども】

右足を負傷
強い力で握られ引っ張られて、肉が裂けた

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