今この日記は、船の上で書いている
どうして、いきなり海上で日記を書くことになっているのか
それは、おとつい冒険者ギルドに張り出された一枚の依頼から始まる
両足が使えなくなったので助けてほしいというライエン君の依頼
不死鳥がいるひふき山へ登るということだったけれど
わたしが何ができるとか、そういうものはさておいてあわてて船のチケットを確保してしまった
幸い、以前よりは航路が安定してきたせいかチケットの値段は安くなってる
両足を使えなくなったって、ちょっとだけシンパシー
わたしのあしも、すこし前にばっちり折れてしまったから
おとうさんには、「友達が困ってるので海にいってきます」というメモだけ残しておいた
まあ、多分わかってくれるとおもう
さて、船に乗るために港町で時間をつぶしていたときのことを書いておこうかな
ああいう、定期便とかって補給の時間とかあってすぐに出発できるものではないんだね
そんなわけで、すこし時間が空いてしまって港町でぼんやりしていた
そうしたら、同じ目的で海に渡ろうとしていた、ロブ・ロイさん、ヴォルテージさん
それから、通りかかったマールファさんとであった
ロブ・ロイさんはギルドの張り紙をみて、手伝おうと思ったらしいけれど
実はライエン君と会ったことが無くて、どんな人かわからなかったらしい
だから、ライエン君を知っていた、わたしたち三人がライエン君ってどんな人か表現してみた
・突っ込み上手
・みつあみ(ラーメンマン)
・剣士
・16歳
…微妙に、突っ込みとみつあみのところからロブ・ロイさんの中で不思議なライエン君像ができてしまったきがする
まあ、会えばわかるから、いいかな
ところで、ヴォルテージさんは、なんだか面白い人だった
なんていうか、どんな人かといわれたら
…うん、海に行くのに「走ってゆく!」て宣言したら、海に向かって走り出して
ざばーんと沈んでしまったりする
しかも、それを合計3回
(厳密に言うとうち1回は海を歩いてわたろうとした結果だったけど)
結局、ロブ・ロイさんが知り合いに口を利いてくれて
ヴォルテージさんが雑務の変わりに船に乗れるようにしてくれた
よかった、よかった
ところで、なんだか男性二人が小麦色の肌についてあつくかたっていた
ロブ・ロイさんは日焼けのあとがセクシーだと思うらしい
ヴォルテージさんは、全裸でこんがり綺麗に焼けてるほうがセクシーだと思うらしい
……うん、そういうこだわりは、よくわかんない
とりあえず、男の人に全裸とか、日焼けの跡とかは見せる状況はあんまなさそうだよね
さて、そろそろ甲板にでてみようかな
向こうへついたら、ライエン君をさがさなくっちゃ…
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