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勢いで設置してみたり、なんだり。いわゆる日記っぽいものです。
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おなかの傷には、そこそこ歩く方がいいって、お医者様が言っていた。
動いた内臓の位置を、体を動かして元に戻すのだそうだ。
もちろん、この間踊ったときみたいに、跳んだり跳ねたりは、ご法度ではあるのだけど。
(実際あの後、怒られた)

見回りを兼ねて、広場に出てみた。相変わらず、茨だらけ。
この茨だけでもどうにかしたいなと、考えていたのだけれど、そんな時ふらふら歩いてくる人に出会った。

名前はカーゴさん。どうやら、義手に付いて考えていたらしい。
500キロくらいの重さを持ち上げられる義手ってことだけれど……実際、それを持ち上げられる人はほとんど心当たりがない。
心当たりがあるってだけで、我ながらちょっと人脈が多彩になってきたぞって、褒めたいくらい。
どうやら、カーゴさんは考え事をするとものすごい集中力を発揮してしまうみたい。
であった時も、気付いてくれるまで、ちょっと時間がかかった。
お話してるときも、考えに耽りそうになるときがあって、何度か呼び止めてしまったくらい。

カーゴさんから、一匹猫を譲り受けることになった。
黒くて、もさっとして、足の先だけ白い猫。
クロとか、クツシタと呼ばれていたらしいので、名前は「クロクツシタ」
ただ、それだと呼びにくいから、クロックと呼ぶことにした。
割と大人しい、良い子だ。
抱き上げてみたら、胴が長くてちょっとびっくりしたけど。

おとうさんは、まだ森から帰ってきてない。
連絡があったから元気そうだけれど、エルフの集落のほうも茨の対処でおおわらわみたいだ。

こういうときに、家族が1人増えて、ちょっと嬉しいなと思ってみたり。

【繁華街の噴水広場:カーゴ】

胴が長くて、もさっとした黒猫を飼うことになりました。
イメージは、マンチカン。オズの魔法使いの冒頭に出てきそうな名前が好きな猫です。

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夜の港、いつ禁獣が出てきても、速く気付けるように見回りに出てみた。
結局、禁獣は出なかったけれど、1人の手品師さんと、とても明るい女の人に出会った。

手品師の人は、スィーラさん。最初は、男の人だと思った。
燕尾服を着ていたから。
女性は、ビディーさん。語尾が跳ねる、元気な口調で。
実際に、ビディーさんが現れたらちょっと周囲が明るくなったきがした。

スィーラさんが手品師だってわかってから、ビディーさんと2人で強請って
結局、スィーラさんは茨の上でジャグリングをやってくれた
それは、スィーラさんなりの、ボトルフへの「抵抗」だって言っていた

抵抗と言っていたけれど、実際にわたし達の前で行われたジャグリングは、すごかった
なんたって、形の違うナイフが3本、そしてレイピアを1本使ったのだから
ビディーさんと2人で、息を飲んで見守ってしまった。

次は、もっと人の多いところで、色々な手品を見てみたいな。
そのときには、町の人たちの空気も陰気なものから明るいものに変わってるといい。

【潮風の港町:スィーラ★ビディー】

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いま、がぁらの街ではいくつか動きが起こってる。
一つは、もちろん禁獣を倒すということ。
そして他は、茨をなんとかすることや、ボトルフの人たちの住む最果ての地を豊かにする方法や
古代魔法王国時代の因縁を調べる動きだ。

正直、頭は良くないと思う。
でも、植物のことなら、少しだけ昔から叩き込まれているものだから分かるかもしれない。
結局、戦争中は茨を良く見たりする暇もなかったから。
一度良く見てみようとおもって、森に出かけた。

まあ、結論は「よくわからない」だった。
わたしが今までみていた茨とは違う、それくらいしか分からなかった。

そうしていたら、アベルさんとオイフェさんと会った。
アベルさんは無事で、オイフェさんは両腕を失っていた。
それでも、いつもと変わらないものすごいテンションのオイフェさんに、少しほっとした。
なんだろう、オイフェさんがしょげ返ることがあったら、それこそ駄目なきがしたから。

オイフェさんの義手を注文する代筆を引き受けた。
下僕とかいわれてたけど、いつもの通り、オイフェさん流の冗談のはずだ。
勇者バッチと、オイフェさんの危機に駆けつける権利までもらった。
駆けつけられて、そして助けられるほど、わたしも強くなれたらいいと思う。

アベルさんからみたら、わたしはまだ戦争をしているみたいらしい。
肩の力を抜いてもいいんじゃないかって、言われた。
そうかもしれない。もう、義勇軍の必要はないから。
でも、難しいよねって言う話をした。

アベルさんにご飯を奢ってもらった。
前に、わたしにココアを奢ったとき、ものすごい顔してたのに。
でも、奢ってくれた。

うん、とてもおいしかった。ちょっと泣けちゃうくらい。

【エルフの森:アベル★オイフェ】

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街をうろつきながら、おなかが空いたし冷えてきたので、酒場に入ってみた
酒場は、ちょっとぼろぼろだったけれど、新年の飾り(異国のものらしい)も飾ってあった
少しだけ、ほっとした
なんだか、この国がどんな風になっても変わらないように感じたから

でも、異国の飾りは色々、まちがってるらしい
どうまちがっていたんだろう?
馬がつないであるのは、駄目っぽいけど…

酒場でも、やっぱりボトルフの話や、禁獣の話しでもちきりだった。
その場に居合わせた人たちは、わたしも含めて、そんな話しばかりは嫌で、明るい話題をさがしてた。
居合わせた人たちの中に、ロッカードさんというダンサーの人がいて、皆で一緒に踊ることにした。
ロッカードさんが言うには、ダンスっていうのは心が動くように体を動かすだけでいいらしい。
実際に、リューコさんの歌に合わせて踊ってみた。
馬鹿みたいに楽しかった。
怪我してて、動くといたいのだけど、そんなの気にしないで踊ってみた。
踊り、だったのかは分からない。
ただ、やりたいように跳んで跳ねて、回ったりした。
すごく、すごく楽しかった。

少しだけでも、この町の空気が明るくなった気がして
ちょっとだけ、救われた気持ちにもなった。

楽しかったな。

【冒険者の酒場:ロッカード★チドリ★サフォー★セラ★リューコ】

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街が良く見えるからお気に入りだった、長い階段へ向かった。
正直、体が痛くてすごいしんどかった。
でも、今のがぁらを見ておきたかった。
自分にはっぱをかける感じかな、そうしておきたかった。

街は、暗くなっていた。雰囲気がそうというわけじゃない。
人がいないから、家が壊れていて、船が出ないから、灯りがなくて暗かった。
そんながぁらを見ていたら、知っている人たちに会った。
ダークエルフを一緒に倒したシュテファンさんや、シェリーさん、イニフィさんに、ブラッドさん。

なんだか、暗い街に暗く沈んでしまいそうだったけど
皆で集まってわいわいしていたら、少し明るくなった気がした。

わたしが、居なくなっていたこと。いろんな人が知っているみたいだった。
軍にいたら、情報は回るのは当然だろうけれど。
でも、あのときのことを思い出して、説明するのはなんだかすごい難しかった。
だから、イニフィさんの言葉に上手く応えられなくて、申し訳なかった。
ただ、胸がつまる。
皆、心配してくれていた。心配されるたびに、心が苦しくなる。

シュテファンさんや、イニフィさん、ブラッドさん、それにシェリーさんだってわたしにちょっと気を使ってくれた気がした。
あんまり、暗い顔もしたくないな。

それにしても、シュテファンさんのジェントル具合は以前より磨きがかかっていた。
なんとなく、人間として見習いたいところではあるかもしれない。

家に、イニフィさんとブラッドさんを泊める。
アザミさんへ、贈るドレスを皆で縫った。

届くといいな。

【心臓破りの坂と喫茶店:シュテファン★イニフィ★シェリー★ブラッド】

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