街が良く見えるからお気に入りだった、長い階段へ向かった。
正直、体が痛くてすごいしんどかった。
でも、今のがぁらを見ておきたかった。
自分にはっぱをかける感じかな、そうしておきたかった。
街は、暗くなっていた。雰囲気がそうというわけじゃない。
人がいないから、家が壊れていて、船が出ないから、灯りがなくて暗かった。
そんながぁらを見ていたら、知っている人たちに会った。
ダークエルフを一緒に倒したシュテファンさんや、シェリーさん、イニフィさんに、ブラッドさん。
なんだか、暗い街に暗く沈んでしまいそうだったけど
皆で集まってわいわいしていたら、少し明るくなった気がした。
わたしが、居なくなっていたこと。いろんな人が知っているみたいだった。
軍にいたら、情報は回るのは当然だろうけれど。
でも、あのときのことを思い出して、説明するのはなんだかすごい難しかった。
だから、イニフィさんの言葉に上手く応えられなくて、申し訳なかった。
ただ、胸がつまる。
皆、心配してくれていた。心配されるたびに、心が苦しくなる。
シュテファンさんや、イニフィさん、ブラッドさん、それにシェリーさんだってわたしにちょっと気を使ってくれた気がした。
あんまり、暗い顔もしたくないな。
それにしても、シュテファンさんのジェントル具合は以前より磨きがかかっていた。
なんとなく、人間として見習いたいところではあるかもしれない。
家に、イニフィさんとブラッドさんを泊める。
アザミさんへ、贈るドレスを皆で縫った。
届くといいな。
【心臓破りの坂と喫茶店:シュテファン★イニフィ★シェリー★ブラッド】
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