何をすればいいのだろう
むしろ、何かをしていいのだろうか
下手に藪をつつくのも怖い、でも何もせずにもいられない
ラクダの世話を終えて、夜の時間をどう過ごそうかって考えていたら
アクセルさんというベルベットのコートを着たかたに声をかけられた
ナンパ…だったのかな?
どうやら、アクセルさんはラクダを見て夜を過ごそうかなって思うくらいには暇人だったらしい
娼館があるような通りに詳しそうだったので、ジョゼさんのお店の近くまで連れて行ってもらうことにした
お店に乗りこむというつもりではない
ただ、わたしは、思い起こせばジョゼさんのことを全然知らない
お店のことも、お仕事のことも
だから知っておこうと、それだけちょっと思った
それだけ、だったんだけど…
【都のバザール:アクセル★娼婦★グランディエ・ターミット★ブラヴォード★ジョゼ】
アクセルさんと一緒に言った、歓楽街というのかな?そこはとても賑やかだった
大通りと同じくらいに人通りがあったけれど
やっぱりこころなし、女性より男性のほうが多い気がした
アクセルさんに声をかけたのは、娼婦のお姉さん
わたしがいたら、邪魔かな?って思ってしまったけれど
わたしに対しても笑ってくれた
お姉さんは、あまりジョゼさんのお店に対して良い印象を持っていないみたいだった
お話をしていたら、黒い服装の目だけをだした不思議な人(グランディエ・ターミット)が現れた
その人は、暗殺者で…最初はジョゼさんのお店の人かと思ったのだけれど
どうやら、お店の人ではなくお店を懇意にしている常連さんのようだった
疑わしきは罰するという感じで、なんだか一気に不穏
あわてて、事情を説明してただ見に来ただけだと説明したけれど
こんどは、娼婦のお姉さんを事情を知りすぎて殺すと言う話になってしまった…
しかも、暗殺者の人は、わたしが人形にならなかったらこの一帯の人間を殺すとも
暗殺者の人は、影から影へ移動できるらしい
だから、殺しても誰が殺したかわからないのだって
わたしのせいで、知らない人が、しかも小さい子や何も抵抗できない人までが死ぬのは嫌
もちろん、理不尽な要求だったから迷ったけれど
それでも、答えは決まっている
でも、そう思ったときに、通りの方から声がした
ブラヴォードさんというウォーロックの人が、声をあげて皆を逃がしてくれた
どさくさにまぎれて、娼婦のお姉さんも逃げて
そして、わたしたち3人は、目撃者をみんな消さなくちゃいけなくなったと言う暗殺者を止めることになった
途中、騒ぎが大きくなったのを聞きつけたのかジョゼさんが現れた
でも、ジョゼさんは騒ぎでどうこうというより、暗殺者がジョゼさんのお店で雇ったわけではなく
ただ、常連さんなだけだっていうことをはっきりさせに来たみたいだった
実際わたしにも何もしなかったし、ちょっと、ちらっと見られたくらい
結局、3人で暗殺者を止めることができた
ロープで縛って自警団のところに連れてゆこうと思ったけれど、その必要はなかった
死んでしまっていたから
……あまり、良い人ではなかったけれど
…でも、やっぱり人が死ぬのを見るのは、嫌なものだなって思う
行きはアクセルさんとだったけれど、帰りはブラヴォードさんと大通りまで戻った
とりあえず、今日の収穫は……
ええと、常連さんが起こした騒ぎをわたしたちが解決をした、というカード
(アクセルさんいわく上手く交渉に使えたらいいねとのこと)
あと、お店の位置…とか、かな?
宿に戻ったら、すごく疲れていた
あんまり動いてないのにな?
こんなに疲れやすくなってたかな?
お店のおばさんに、ウルリーカって呼ばれても
一瞬誰のことかわからなかった
あれ?
…どうしてだろう
【ステータス】
治りかけ。