さて、すこしまとめて日記を書くことになってしまう
あれだね、なんだかんだ気ぜわしいと、日記をかくのは後回しになってしまう
時間が無いって、わけじゃないんだけどな…
わたしが海にきたのは、冒険者ギルドにライエンくんの手紙がはりつけてあったから
かといって、わたしが何ができるか、というのは
……実のところ、あんまりない
名もなき命の精霊に助けをもとめても、失った足を生やすことはできないし
かといって、手紙に書いてあった「火の鳥にお願いする」というのは、ライエン君じたいが
今でもまだ、どうするか決めかねているように見えたから
まあ、前置きが長くなったね
わりと、悪い癖だ
ということで、わたしができることを考えた結果、義足になってから使う杖を作ってみた
そうしたら、なんだかんんだいろんな人が集まってきて
にぎやかな夜になった
まず、杖をつくるために、適当な長さの枝をジャングルから捜してきた
もちろん、この場合の適当は適度といういみで、いいかげんなわけじゃない
それから、手触りをよくするために杖の表面をナイフで削っていった
……この仕事が結構大変
うっかりと、手のひらを切ってしまった
ちょうど通りかかったアルフレッドさんにお薬をもらったけれども
手のひらについた切り傷を見て
「こんな程度なら、怪我ってほどでもないなあ」と思ってしまった
――怪我に慣れてきてしまってるのは、なんか危ういかも。用心、用心。
ロブ・ロイさんが、義足が完成したからとライエン君をさがしにコテージにやってきた。
ロブ・ロイさんは、コテージが苦手らしい。足の下に海があるから、みたいな感じらしいけれど。
なんとなく、わかるような、わからないような?
そうしたら、ディルノアさんやサフォーさん、セタンサさんも集まってきた。
それから、探されていたライエン君、ライエン君を助けにきたエルフのセシルさんも。
みんなで果物を食べたり
(なぜか、握力でメロンを搾ろうとしてたり、スイカが悲惨なことになっていたんだけれど)
ロブ・ロイさんの作った義足をライエン君につけてみたり
(どうしてなのか、豹柄だった。流行なのだろうか?)
アルフレッドさんの過去のお仕事がちらりと浮上したり
(聞いてほしくないみたいだったから、突っ込むのはよしておこう)
ラブレターのお話をしたりした
(サフォーさんは、わたしとライエン君をいい関係にしたいみたいだ)
そういえば、セシルさんはエルフで、がんばって人間の言葉を学んでいる最中みたいだった
わたしも、家で使うのはエルフ語が多い
おかあさんが生きていたころは、半々、だったかな
だから、しゃべる分にはあまり不便はないんだけれど
言葉が違うのは、きっと大変なんだろうと思った
わたしのことを、半分仲間だといってくれたのがちょっと嬉しい
いや、すごく、かな?
そのうち、セシルさんに、どうして人間の言葉を学ぶようになったのか聞いてみたいと思った
にぎやかな夜はいい
問題があっても、考えるべきことがあっても
勢いがある夜は、とりあえず朝になったらなんとかなりそうな気がする
気分って、大事だよね?
【海辺のコテージ:アルフレッド★ロブ・ロイ★ディルノア★サフォー★ライエン★セタンサ★セシル】
アルフレッドさんから、鉄やすりを借りる
鉄製品だけれど、枝がぎょりぎょり削れるのが楽しい
PR
この記事にコメントする
カウンター
プロフィール
HN:
ウルリーカ
性別:
女性
自己紹介:
凍土で休養中
【ステータス】
治りかけ。
【ステータス】
治りかけ。
最新記事
(12/14)
(04/15)
(03/30)
(03/29)
(03/29)
メッセージが送れます
リンク