近くの村までお使いに行った帰り、森を抜ける小路を通っていたら、遅くなってしまった。
理由は、行きよりも道がでこぼこしていたから。
多分、馬かなにかが通った後だとおもうけれど。
いつもは、あまり気にならないでこぼこも、車椅子には大敵だ。
森を抜けるのにここまで時間がかかったことがあったかな、いやない(反語)
軽く、プライドと言うものがザクザクしそうだ…。
そうしていたら、森でシュミットとファーズさんとであった。
ファーズさんは、海でであった以来。
気付いたらお髭がもさもさしてた。一瞬、山賊とかそういう系かと思ってしまって、反省。
なにやら、お髭関係で魔法学院のオペラさんに追っかけまわされたとか。
…オペラさん、元気だなあ。お髭、嫌いなんだ…。
シュミットはわたしより一つ年下。
魔法学院に通ってて、本人曰くの優等生らしい。でも、言ってることがものすごいしっかりしてる。
人間関係とか、そういう世渡り的なスキルはわたしよりはるかに高いんだろうなあ…。
もちろん、シュミットが学んでるっていってた、エンチャントのスキルだって。
優等生は、憎まれ役じゃなくちゃ駄目らしい。
皆に人気な優等生だって良いと思うけれど、シュミットは、スラム育ちだからってなんだかいろいろ苦労があるみたいだ。
それを、おくびにも出さないし、本人も望んでないみたいだけど。
…わたしも、ハーフエルフだからって思うんじゃなくて、シュミットみたいにもう少し、堂々とできたらいいなあ。
別に、負い目に思ってるわけじゃ、ないんだけどね。
帰りは、シュミットに車椅子を押してもらったから、楽だった。
お互い、立派な白鳥になりたいね。なんて。
【エルフの森:シュミット★ファーズ】
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