そろそろ、街へ向けて出発することにした
相棒は、レンタルラクダのダン・ケルニッヒ君(3歳オス)
砂漠の旅の定番として、まず目指したのはオアシス
砂漠の旅は、オアシスからオアシスへ確実に向かうことが大事って言われたもん
さて、オアシスで水を汲んでいたら
少し前に街で聞いた「おまじない」を思い出した
水の鏡を夜のある時間に覗き込むと、自分の未来が見えるというものなんだけれど…
そうしていたら、カイさんという人に出会って別のお話を教えてもらった
カイさんは、コウモリみたいなマントを羽織った男の子
気ままな冒険の途中らしい
どことなく、古風な話し方をする人だった
さて、カイさんはお呪いとかに興味を持っているらしく
わたしが知っていた水鏡の話に似た話を知っていると教えてくれた
曰く、夜中のある時刻に唇にかみそりをくわえて水鏡を覗き込むと未来の伴侶が見えるらしい
ある男性が、ソレをためして実際に白い服の女性を見たという
しかし、男性は驚いた拍子に口にくわえたかみそりを落としてしまう
水鏡に落ちたかみそりは、水を赤く染めたがそれ以上の怪異は何も無かった
それから数年後、夜道を男が歩いていたら、後ろから女に声をかけられた
覚えの無い声だった
振り返った男の目に映ったのは、白い服の女
なぜか顔を隠して、片手にかみそりを持っていた
………なんか、ロマンチックなお呪いかとおもったらホラーに発展しました
…ちょっとこわかった…
【砂漠のオアシス:カイ】
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