少し前に、森で半年ほど前に脚を引きちぎられました、っていう人と会った
そのときは、聞くだけで痛い痛い痛いっ…って感じだったんだけれど
よもや、本当にひきちぎられかけるとは、あの時は思ってもみなかった
斬られるということはあるかもしれないけど
ちぎられるっていうのは、実は結構レアケース、だよね?
まあ、偶然って言うのはあるものだなって思ってみる
むしろわたしにとって、脚に怪我をしたというよりも
一緒に脚を見つけられなかったなあ、って言う気持ちのほうが大きい
まあ、とにかく今日はこんなことがあった。
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夕方頃、酒場がお酒でにぎわうまえに
少しだけ、お茶を飲みに立ち寄った
雨の日だったけれど、人はそこそこいて席も埋まっていて
お隣に座らせてくれたのは、行商人のサルサさんだった
お互い一人でお茶を飲むより、人とのほうが好きだったから一緒にお茶を飲んだ
サルサさんは、お薬を商っている行商人さん
それから、お名前は外国の音楽から、おとうさんとおかあさんがつけたらしい
なんとなく、音楽お名前が名前の由来って、女性らしくてちょっと素敵
サルサさんは、わたしのことをウルリーカ様って呼ぶ
様なんて呼ばれるのに慣れていないから、なんだかちょっと変な態度を取ってしまったかもしれない
でも、だって、むずむずするんだよ
サルサさんは商人さんで、誰か一人に肩入れをして不平等にならないように
みんなから少し距離をとっているみたいなことをいっていた
もちろん、全員から距離をとっているわけではないのだろうと思うけれど…
だけど、そういう風にお仕事を考えてきちんと振舞えるのは、大人だなあと思う
多分、わたしは出会った人であった人に肩入れしすぎて
あれこれと傾いて大変なことになってしまうんだろう
……商人には、なれなさそうだ
【冒険者の酒場:サルサ】
昨日の戦いで、あちこちに切り傷とか擦り傷とか、打撲を負った
実際、行動不能になるほどの大怪我ではないのだけれど
なにぶん、あちこちにあるから、素肌がバイオレンスに派手な感じだ
お医者さんに頼らなくてもいいレベルというのが、救いだけれど
ちりも積もればって感じだね
そんなわけで、森で薬草を張って大人しくしていることにした
そうしたら、歌い手のセラフェリエさんと、義肢職人のイーグルさんとであった
イーグルさんの飼い猫のニック君がわたしから離れなくなってしまったので
猫が飽きるまで3人でおしゃべりをした
ニック君の名前の由来は、まあ…肉…なのかな?やっぱり
5代目らしいけれど…今のところ、非常食ではないようでちょっと安心
それと、セラフェリエさんと一緒に驚いて(?)しまったのは
イーグルさんのおうちが墓場の真ん中にあるってことかな
どうやら、土地が安かったからイーグルさんのお父さんがそこに決めてしまったらしい
朝起きてカーテンを開けたら、幽霊が手を振ってるんだって
……シュールだね、っていうのが、セラフェリエさんとわたしの共通の感想
イーグルさんに、ちょっとお願い事をして海にいってもらう
イーグルさんが義肢職人というところで知ったのだけれど、セラフェリエさんも脚が義脚らしい
特に、不便をした様子はみうけられなかった
外国へ行って、義肢を用意したらしい
…ここは、冒険者の国だからか、戦争があった名残なのか
脚や手が、ないひとがたまにいる
そういったひとが、身近な知り合いに居ると、なんとなく困ったことがあったら助けられたらと思う
身近にいなくても、助けなさいって、おかあさんはいうかも
【エルフの森:セラフェリエ★イーグル】
街から少し離れたところに、峠がある
この峠、なんていうか、ちょとこわい
両側がうっそうと茂る木々のために、どこと無く薄暗いからか
人里はなれていて、妙にしんと静まり返っているからか
なんとなく、こわあい所
そんなみちを通るときに、人に出会うとちょっとほっとする
シェヂャさんと、レイズ君がそうだった
でも、そんなときに魔物に出会うと、ぎゃーってなる
人食い巨人(ヒルジャイアント)に出会った
レイズ君が言うには、もともとここらへんは、大きな魔物が暴れているって話があったらしい
そして、レイズ君はその魔物を退治しにきたらしい
どうやら、その魔物がであった巨人で、更に人を食べるみたいだった
……肉が付いてなくて、おいしくなさそうって、3人そろっていわれたけどね
おいしそうって言われなくて、よかったのかもしれないけど…複雑?
巨人は、やっぱりすごく大きくて力持ち
3mくらいある岩を遠くから投げてきたり、地面をぼこぼこにしてしまったり
大木をぶんぶん振り回していた
シェヂャさんとレイズくんの活躍で、なんとか倒せたけれど、怖かったなあ……
わたしは距離をつめて行動しなかったから、二人よりはずいぶん軽症だったけれど
前線で戦った二人は、結構大怪我だった
なににせよ、3人とも生きていて良かったと思う
【魔物峠:シェヂャ★レイズ】
森で弓の手入れをする
木の上に上ったり、木の下でやったり、水辺でやるときもある
どこで手入れをしてもいいけれど、基本この時間はお気に入りだ
今日は枝の上で手入れをした
手入れをし終わったあたりで、いきなり枝が動いて腕をくすぐるから驚いてしまった
ドライアッドか、シルフが悪戯をしたのかとおもったら
なんと、ナディエさんの悪戯だった
ナディエさんは、錬金術というのかな?
以前、テーブルでお花をつくってくれたけれど、物を作り変える魔法が得意みたいだ
わたしの腕をくすぐった枝も、そのひとつだった
どうやら、ナディエさんは薬草を取りに来ていたみたい
知っている薬草だったから、道案内でお手伝いすることにした
でも、うっかりとしていた
ナディエさんは、人間だから夜目が利かないってことも、
先日雨が降って、根っこが張り出して危ない場所があるってことを言うことも
すっかりとわたしは忘れていたんだ
まあ、結果ナディエさんは躓いて、支えようとしたけどわたしも一緒に転んじゃった
大した怪我はなかったし、膝が土まみれになったくらいだったけど
転ぶときに、ナディエさんがかばってくれたので、更にあんまり痛くもなかった
わたしを一緒に転ばせてしまったこと、ナディエさんは申し訳なく思ってたみたいだけど
わたしにしてみれば、言うのを忘れてたわたしが悪いし
なによりも、転ぶくらい日常茶飯事だもんね
結局、ウィスプの力をかりて灯りをともして薬草を取りに言った
あれだよね
最初から、灯りをともせばよかったんだ
気づくの遅い、っていうセルフツッコミ
【エルフの森:ナディエ】
カウンター
プロフィール
HN:
ウルリーカ
性別:
女性
自己紹介:
凍土で休養中
【ステータス】
治りかけ。
【ステータス】
治りかけ。
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