朝、というより昼前の聖堂
今日は儀式があるせいか聖堂の中はがらんとしていた
いつもいる神官様やシスターたちは、どうやら奥のほうで忙しいみたいだ
結局昨日、家に帰ったあとはくたくただったのに
なかなか眠りにつけなかった
あの夜に感じたり考えたりしたいろんなことの残滓が上手く解けずに残っているかんじだ
だから、祭壇にお花を上げたあともしばらくぼんやりとしていた
そうしたらディルノアさんがやってきた
どうやら、孤児院のお手伝いをしているみたいだった
ディルノアさんと、「たられば」(鱈とレバーではない)の話やいろんな話をした
どんなに刃を向けたくないと思っても、刃をむけてしまうときがこないとは誰にもいえない
そんなわたしの言葉に、ディルノアさんはこう答えた
そうなる可能性をなるべくつぶしてゆくことはできるって
どうやらわたしは、自分で思っているよりももしかしたらシェリーさんの足を切ったことがショックなのかもしれない
なんか、ショックを受けてるっていうのに気がついてショックだった
あんな感触はもう二度とごめんだ…って思う
だから、ディルノアさんの言うとおりに可能性をつぶしていきたい
なんていうか、やっぱり
人が死んだっていうあとは、すごくしんどいね
きっと、それはみんなそうなのだろう
【山頂の大聖堂:ディルノア】
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はとにえさをあげる光景
ちょっとだけ、地味に憧れでもある
だって、たのしそうだよね
そういうこと、やっていた人がいたから見ていたら
どうやら、ハトに餌付けをしていたんじゃなくて、ハトを養殖していたらしい
(つまり、太ったら食べる予定だったらしい)
びっくりしたよ
えさをあげていたのは、シグルスさん、神官さまらしい
そしてスカーフのしたがもりあがってるから、耳が長いのがばれちゃった
うーん、観察されると、わかっちゃうんだよね
そんな感じで、広場で話していたら
やってきたエルフの人、なまえはメルセデスさん。
メルセデスさんが、上位の風の精霊をよびだしていた
そうしたら、いろんな人が集まってきてにぎやかだった
マールファさんや、ヴィアさん、それからマイアさんと名前を聞いていないけれどエルフの人
よく考えたら集まった人の中の半数くらいがエルフかエルフの血を引いていた
なんていうか、つい精霊の話とかになってしまった
ちょっと、目立っちゃったかなあ
エルフの人がフードをかぶっていたのが、以前であったダークエルフの人に似ていて
思わず身構えてしまったけれど、人違いで安心した
精霊魔法っていうのは、わたしにはとても身近なものだ
もちろん、力を借りるのだから、自分でできる範囲なら手をかりないようにしているけれど
なんていうか、友達に頼りきるのは申し訳ないきがするから
まあ、それはさておいて、人間にしたら精霊の力っていうのは「よくわからないもの」なんだろう
だから、怖いって思われてもしかたない
…森の中と、街の中と物事の捉え方ってちょっと違うんだな
そんな風に思ってみた
【繁華街の噴水広場:シグルス★メルセデス★マールファ★ヴィア★コトネシリカ★マイア】
聖堂にお祈りをしにいった
なんていうか、いろいろ用事を済ませてからになると夜になっちゃうんだよね
まあ、人が少ないからいっかなそれはそれで
聖堂の扉を開けたら、なんだかすごい楽しそうな声
ジギーさんっていう人が新聞を見て大喜びしていた
聞いてみたら、どうやら結婚式があるかららしい
チシカさんとライブラさんの
縁が深いとか、そういうわけじゃないけれど
でも、結婚式があるって言うのは嬉しいなあ、なんだか明るい話題はいいよね
そんな話をしていたら、窓が叩かれた
裏側の道から聖堂にやってきたビーさんだった
ビーさんは、配達屋さんでダンスだって得意らしい
でも、いきなり窓を叩かれたから、最初はちょっとお化けかと思ってしまったよ、ごめんね
なんか、ジギーさんとビーさんのやりとりは面白い感じだ
ジギーさんいわく、ビーさんは眼力王
わたしは、あんまり睨まれなかったけど、ジギーさんはじっとみられてたもんね
ジギーさんと一緒に孤児院の子どもたちをみにいく
起こしちゃったかもしれなかったから
ビーさんは、逆方向にお届けもの
幸い、子どもたちはきちんとねてた
めでたしめでたし
【山頂の大聖堂:ジギー★ビー】
「がぁらで一番古いうめぼしを探そう」
そんな依頼が冒険者ギルドに張ってあった
なんていうか、梅干って、あれだよね。東から来てる、つけもののひとつ。
すっごく、すっぱいやつ。
遺跡の地面に埋まってるらしい。
なんとなく、面白そうだったから参加してみた。
お隣のおばさんから借りたスコップを片手に遺跡の地面を掘り起こしてみた
もちろん、闇雲にじゃない
漬物を隠せたっていうことは、少なくともそこは穴を掘ることができた
ということで、土の地面が露出した、庭だった場所を掘っていた
そうしたら、農夫さんに出会った
どうやら、稲を植えるために畑仕事をしているところだったみたいだ
農夫さんは、どうやらうめぼしよりもきゅうりのぬかづけ派らしい
しかも、うめぼし派の人を倒してしまいたくなるくらいの熱狂的な
以前、どこかのおばあさんのつけてた梅干を持ってきて隠してしまうくらいに嫌いらしい
農夫さんととりひきをして、農夫さんが送ってくるキュウリの売り子をするという条件で
50年前農夫さんがうめて隠した梅干の場所をおしえてもらった
あれだね、農作物を食べるときは、感謝してたべましょうっていうやつだね
【古代王国の遺跡:遺跡No夫】
次の日、広場できゅうりを売りに行ってみた
厳密に言うと、農夫の人のきゅうりへの愛を伝道しに
あれだね、なかなか上手く行かない
売るのでさえも大変なんだけど……愛って、なかなか伝わらないんだなあ
そもそも、愛ってちょっとまだよくわかんないかも
なんだか、いつの間にかキュウリをおいしく食べる会になっていた
いろんな人があつまって、料理をはじめたら
ものすごいことになった
うん。
なんか、たのしかったかも
きゅうりはおいしいというのが伝えられたので、まあ、満足かな
【繁華街の噴水広場:クラウス★マールファ★アルフレッド★イアリィ★コトネ★ウォーレン★サフォー★ルーテシア】
あまりにも人が多くて、言葉に言葉をかえせきれなかった気配がむんむん
でもたのしかった
いろんなひとに、ありがとう
カウンター
プロフィール
HN:
ウルリーカ
性別:
女性
自己紹介:
凍土で休養中
【ステータス】
治りかけ。
【ステータス】
治りかけ。
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