アルバイトの帰り道、港町を通って帰った。
というより、段差やきつい傾斜があると車椅子だと不便で、自宅までのルートを目下模索中。
舗装された道のほうが嬉しいなんて思うなんて、怪我をするまで思わなかった。
森みたいな大地がむき出しの道のほうが、好きなんだけどなあ。
そんなことを考えていたら、ルナティとブラッドさんに会った。
ルナティとは、久しぶり。
どうやら、風邪を引いてしばらく寝込んでいたみたい。
海に行っていたから少し忘れていたけれど、こっちは寒かったんだね。
風邪はもう治ってるそうだけれど、病み上がりって感じだった。
ブラッドさんから貰った髪飾りをつけるためにアップスタイルにしたけれど。
そうやると、なんだか大人っぽいカンジになった。
ううん、髪の毛を伸ばしてみようかなと、思っちゃうくらいにちょっと羨ましい。
でも、アップスタイルだと、耳が誤魔化せないかな?
ブラッドさんは、なんだかわたしが竜に食べられたとかそういう噂を聞いていたらしくて、すごい心配してたらしい。
まあ、実際にもぐもぐはされたんだけれど。
耳が早いなとおもったら、ビットさんからの情報だったらしい。
なるほどね。
大人の人に、泣くくらい心配されたのは初めてかもしれない。
うーん、出会う人出会う人、すごい心配されてる。
気をつけないとなと思っちゃう。
ブラッドさんからアクセサリを貰った。
ホワイトデーだって。
ピンク色の石のペンダントだったけれど、なんと中に何か秘密スペースがあるっぽい。
スパイ道具みたいで、可愛いっていう以上にわくわくしてしまった。
何をいれようかな。
いまのとこ、薬を入れてみている。
キャンディだと、蟻がきそうだったから…。
【潮風の港町:ルナティ★ブラッド】
ピンク色の石のペンダント(革紐)をもらった。
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さて
なんて、ちょっとだけためてしまう
それくらいに今日は、ちょっと改まったことがあった
とはいえ、そんなたいそれた事じゃない
ただ、アルバイトを始めることになったっていうだけだ。
人生、初めて、人間の町でアルバイトをする
相手は狼とかクマとかでもない、ウシでも馬でもなくて
受付をしたりとか、そういう事をする
そんなことになったのは、丁度酒場でアルバイトの話が出たからだ
夕飯を酒場に食べに行って、話の流れでそんな風になった
アルフレッドさんは、「なんかアルバイトしたくなる症候群」が出るとアルバイトするらしい
わたしはアルバイトをしたことがなくて、一月は森にも行けないから何かあるバイト探そうかなって言っていたら
アンリが、うちでバイトしないか?って言ってくれた
アンリは17歳で、細工師をしていて、おとうさんのお店を継いでいるらしい。
しかも、予約が一杯らしいから、結構な人気なんだろう。
細工物とかを作っているときは、受付とかが出来ないらしいから、お店番として雇ってもらった。
お昼とおやつ付きで。
もしかしなくても、かなりの好条件、なのかも?
アンリとは、居合わせたイアリィと一緒に、お友達になって、呼び捨てで呼び合うことになった
呼び捨ては、ちょっとだけむずむずするけど、かなり嬉しい。
お付き合いしてるって噂で聞いてた、渦中の人物、ヴィヴィアンさんとガロさんも居た
みんなに、さんざんからかわれてるみたい。
トウカさんとフィールさんのときも思ったけれど、恋愛の話って噂に羽が生えているみたい。
すっごい勢いで、広まっていく。
まあ、しばらくはからかわれそうだな、って思った。
そういえば、わたしとアンリ以外は皆、砂漠に行くみたいだ。
厳密に言うと、イアリィとアルフレッドさんが砂漠に行くつもりで
ガロさんを、ガイドとして雇おうとしてた
それで、ガロさんが料金を安くするかわりに、新しいルートの開拓に協力してもらう(つまり、安全度が確定されてないルートを通る)ことになったみたいだった
そこに、居合わせたヴィヴィアンさんと、フォウさんが便乗した形かな。
なんだか、皆が冒険の予定を立ててるとうずうずしてしまう。
次はどこへ、行こうかなっていうのは、ちょっとだけお預け。
うーん、うずうず。
【冒険者の酒場:ヴィヴィアン★アルフレッド★アンリ★ガロ★イアリィ★フォウ】
アルフレッドさんにバスタードソードをお貸しする
手入れをさっぱりしてなくて、ごめんなさい
何か、魔除けのごとく部屋においていました…
なんとなく、聖堂に向かう坂を登ってしまった
まあ、坂と言うよりはそう傾斜が険しいわけじゃないんだけど
だからといって、なれない車椅子には結構な難関だ
でも、どうして登ってしまったかというと
まあ、つまりのところ
……登れるかな、と登りはじめてみたら、最後まで登りたくなったというか
そんな、良くわかんない負けん気が出てみただけなのだけれど
まあ、街にもどってからまだ一度もお祈りをしていないから
ついでにお祈りをして帰ろうと思ったりもした
ついでとか、言っちゃうあたりにわたしの信心深くないところが如実かもしれない
さて、聖堂についたはいいけれど、難関が一つのこっていた
扉。
聖堂の扉は、けっこう大きくて、開けるのに時々苦労する。
そして、車椅子で扉を開けて中にはいるのって、実はけっこう大変だったりする。
ちょっとだけ、泣きたくなった。
結局、泣かなかったけれど。それは、わたしが我慢強かったっていうより、途中で助けてくれる人がいたからだ。
名前はミラさん。魔術師の人。
すっごく、が付いていいくらいに陽気な感じのエルフのひと。
以前海でであったアウルさんみたいな感じだった。
本人も、自分は変わり者で、あまりエルフと気が合わないって言っていた。
ミラさんは、聖堂にお祈りをしにきたのではなく、ステンドグラスを見にきたそうだ。
たしかに、ここのステンドグラスはとても綺麗。
今日みたいに、月が丸い日はとくにそうだ。
昼間も好きだけれど、わたしは夜の方が好き。
ミラさんと、お祈りする前に色々な話をした。
ミラさんは、昔はがぁらの魔法学院に通っていたということ。
死んだように生きるとか、そういうのはあんまり好きじゃないってこと。
でも、ミラさんが昔つきあってた人は、そういう人だったみたい。
どうして付き合ったのかは、本人も良くわかんないみたい。
恋は理屈じゃないとか、そういうこと?
そのまま、夜が更けたのでミラさんと別れて、お祈りして帰った。
帰りはくだりの坂道で、ちょっとスピードが出てこわいけど
実はちょっとだけ、楽しいと思ってしまった。
【山頂の大聖堂:ミラ】
さて、がぁらについてまっすぐに向かった(というより、運んでもらった)のは、もちろん病院だ。
先生は処置がよかったねとも、また無茶をしたねとも言ってた。
まあ、正直、われながら色々無茶をしたとおもう。
両足の骨がぺきぺきなので、しばらくは車椅子だ。
この車椅子なんだけれど、意外に難しい。
腕の力を、普段使わない方向に使う。
しかも、腕も今あっちこっち傷だらけの上に火傷だらけだ。
けれども、しばらくはこれが足になるのだからと練習することにした。
向かったのは、広場。
そこで、アルフレッドさんとキョウカさんに会った。
アルフレッドさんには、案の定というかなんというか、心配をかけちゃった。
なんか、ものすごい顔をされてしまった。
それから、新陳代謝を高めるというお薬をもらった。
ご飯のあとに一錠らしい。早く傷を治したいから、忘れずに飲もう。
ところで、お薬を開発するときに自分でためしているらしい。
薬屋さんっていうのは、皆そうなのかな?
ちょっとだけ、恐くないかな?と思ってみたり、なんだり。
キョウカさんは、花とかそういったものの花言葉を媒体に魔法を使う魔術師みたいだった。
それで、魔法を使う以外にも誰でも使える魔法の香水を作れるそうだ。
正直、魔法の香水ってものすごい夢がある。
香水自体に、なんとなく憧れのようなものを持ってしまっているからなのかもしれない。
誰かを惹きつけるとかじゃなくて、見た目を変える「変身」の香水だってあるそうだ。
そういえば、結局練習はしなくて話し込んでしまった。
まあ、いいか。
一月はなんにもしないには、ちょっとだけ長い時間だ。
だから、また明日にしたって、いいだろうと思う。
【繁華街の噴水広場:アルフレッド★キョウカ】
あかい錠剤(瓶入)をもらった
食後に一錠、わすれないこと
先生は処置がよかったねとも、また無茶をしたねとも言ってた。
まあ、正直、われながら色々無茶をしたとおもう。
両足の骨がぺきぺきなので、しばらくは車椅子だ。
この車椅子なんだけれど、意外に難しい。
腕の力を、普段使わない方向に使う。
しかも、腕も今あっちこっち傷だらけの上に火傷だらけだ。
けれども、しばらくはこれが足になるのだからと練習することにした。
向かったのは、広場。
そこで、アルフレッドさんとキョウカさんに会った。
アルフレッドさんには、案の定というかなんというか、心配をかけちゃった。
なんか、ものすごい顔をされてしまった。
それから、新陳代謝を高めるというお薬をもらった。
ご飯のあとに一錠らしい。早く傷を治したいから、忘れずに飲もう。
ところで、お薬を開発するときに自分でためしているらしい。
薬屋さんっていうのは、皆そうなのかな?
ちょっとだけ、恐くないかな?と思ってみたり、なんだり。
キョウカさんは、花とかそういったものの花言葉を媒体に魔法を使う魔術師みたいだった。
それで、魔法を使う以外にも誰でも使える魔法の香水を作れるそうだ。
正直、魔法の香水ってものすごい夢がある。
香水自体に、なんとなく憧れのようなものを持ってしまっているからなのかもしれない。
誰かを惹きつけるとかじゃなくて、見た目を変える「変身」の香水だってあるそうだ。
そういえば、結局練習はしなくて話し込んでしまった。
まあ、いいか。
一月はなんにもしないには、ちょっとだけ長い時間だ。
だから、また明日にしたって、いいだろうと思う。
【繁華街の噴水広場:アルフレッド★キョウカ】
あかい錠剤(瓶入)をもらった
食後に一錠、わすれないこと
さて、目が覚めたときの日記を書いておこう。
正直、あの遺跡の後目が覚めたとき、自分がどこにいるかわかんなかった。
全身が痛かったし、体が熱っぽかったし、でもなんか頭がハイだった。
熱の影響だったのかもしれない。
良く考えたら、コテージだということはわかった。
水を飲もうとして、水差しを倒したことが縁で、魔法使いのロザリーさんに出会った。
それから、わたしを水から引き上げて運んでくれたのが、カルードさんだというのも分かった。
目が覚めてから、すぐに気付いたことだけど。
わたしの両足は、ばきばきだったとおもう。
骨折くらいはしたことがあるから、その感覚を思い出した。
ロザリーさん曰く、もう一回眠ったら次は起きれないかもしれない重傷。
カルードさん曰く、じつは肋骨も折れてるらしい。
こんな怪我をしたのは、戦争以来かもしれない。
カルードさんにも、心配をかけちゃったな。
結局、ロザリーさんが怪我を治療してくれた。
魔法を使って、だったけれどヒーラーというよりウィッチドクターみたいだった。
一月くらいで歩けるようになるって。
ちょっと、いや、実は、本当はものすごく安心した。
歩いたり出来なくなるって、ちょっと想像が一瞬つかないくらい大きなことだ。
聞いた話だと、ロザリーさんは足をなくしたニケさんという人の治療にきたらしい。
想像だけで、びっくりするくらい足がなくなるってこわい。
だから、ロザリーさんが早くニケさんとであって、ニケさんの絶望を拭えたらと思う。
明日の船で、がぁらにもどるつもりだ。
こっちだと、お医者にはなかなかかかれないだろうし。
それに、そろそろ帰らなきゃとも思っていたから。
カルードさんとロザリーさんに言われたとおり、ひとつきは冒険者はお休み、養生しよう。
【海辺のコテージ:ロザリー★カルード】
カウンター
プロフィール
HN:
ウルリーカ
性別:
女性
自己紹介:
凍土で休養中
【ステータス】
治りかけ。
【ステータス】
治りかけ。
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