昨今、不思議なことが流行しているみたいだ。
うん、びっくりだった。
なんたって、性別が反転した人が、2人もいたんだから。
性別が反転していたのは、エルタニさんと、ライブラさん。
ライブラさんは、よくわからないけれど(割といつものことみたいだけど)
エルタニさんは、どうやら広場の噴水で性別逆転したらしい。
なんだか、誰かが噴水の精霊を呼び出して、なにかあったらしいけれど…
ラミカがいうには、自業自得…っぽい?
ラミカは、あまり男性になりたいって思ったことがないらしい。
わたしは、実は、けっこうある。
正直、わたしは外見からしてなんとなく、頼りない感じがすると思う。
もし、男だったら、もうちょっと、頼りになったかなって思うことがある。
もっと、力があったらなって思うことだって、しばしば。
もしかしたら、わたしって、結構自分にたいしてコンプレックスとかが、あるのかも。
どうなのかな?職業病だったりして。
ところで、酒場に冒険の張り紙がいくつかあった。
サクランボとか、化石とか、サンドウォームとか。
砂漠に行くときに、サンドウォームに会うかもしれない。
ちょっと、危険、かな?
【冒険者の酒場:ラミカ★エルタニ★ライブラ】
PR
がぁらが、がぁらに戻った。
結局、1人ではりつめていたわりには、あっさりとわたしの知らないところで、禁獣が倒された。
少しだけ、安堵して。少しだけ、拍子抜け。
ちょっと、力が入りすぎてたのかもしれない。少し自覚はしてたけど。
改めて、感じたかも。
聖堂に行って、茨で穴があいたカーテンの修繕のお手伝いをした。
繕い物は、すごい得意でもないけど、苦手でもない。
穴を修繕するくらいなら、問題はない。
なんとなく、お祭に加わる気もしなかったから、聖堂のほうでチクチクカーテンを縫ってた。
そうしたら、セトさんがやってきた。
セトさんは、がぁらが戻ったーって喜んでる感じじゃなかった。
話を聞いてみたら、なるほど、どうやら宿を焼きだされてしまったばかりらしい。
しかも、全財産焼失。
それは、喜べないよね、なんて思ってみた。
でも、セトさんが無事でよかったんじゃないかなって、思ってみる。
荷物を無くしてないわたしが、そういうとちょっと、薄っぺらいなと我ながら思うけど。
でも、生きてて良かった。
セトさんと、名前の由来についてちょっとだけ話した。
わたしの名前は、古い言葉で「狼の支配」
我ながら、ちょっとどころじゃない、名前負けだと思うけれど
森で生活するレンジャーにとって、狼は、警戒するのと同じくらい、尊敬もする。
セトさんは、特にないっていってた。
どんな国の人でも呼びやすい名前だと思うけれど。
きっと、遡っていったら、どこかでなにか理由がある名前なんだろうと思う。
多分、だけど。
【山頂の大聖堂:セト】
今日は、色々な人に会った。
会いたいような、どこかで会いたくないって思ってた人や、懐かしい人、不思議な人。不思議なこと。
ちょっとだけ、まだ整理がついてない。
でも、不思議とちょっと落ち着いてる。
覚悟、っていうかな。そういう、おなかのそこが決まった感じ。
今日は、あの戦争のときのことを色々思い出した。
きっかけは、戦争の歌を歌うというフレッシュさんや、アッシュさんのお友達のジェイさんだ。
戦争のことを思い出すときは、死んだ人たちのことから思い出される。
6人、わたしの目の前で死んだ。
そのうちの5人は、少なくとも、どんな形であれ、わたしに優しくしてくれた人たちだった。
戦争の歌の題名を求められた。
互いが、互いの希望を、ただ掴みたくてもがいてるような気がしていた。
すごく強かったけど、すごく不思議だったけど、ボトルフの人たちはみんな、わたし達と同じひとだった。
暗い中、誰だって光が見えたら手を伸ばしてただろう。
その、ひとつの火を争っていた気がした。
だから、「ひとつのひ」と応えた。
お姫様や、王妃様はどうだったのだろうか。ほかの、ボトルフのひとは。
それは知らないけれど、わたしがであった人たちは、ひとだった。
ジェイさんは、わたしに尋ねた。アッシュさんは、わたしを助けられたかと。
その応えは、決まってる。もちろんそうだ、助けてくれた。
あのときに貰った、生きろという言葉、そして命の火。
今でも、わたしを悲しいという気持ちも一緒にあるけれど、支えてる気がする。
ジェイさんに、怒られたり、殴られたり、そういう覚悟をちょっとしていた。
でも、ジェイさんは、わたしにわたしを気遣って生きないと駄目だって言った。
この間から思うけど、この町の人は優しいよね。
もうしわけないくらい。でも、ごめんなさいっていうのは、少し違うのかもしれない。
それから、涙を食べて宝石にするカエルを見かけた。
汚いカエルだった。涙を食べるたびに、体が濁って、おなか一杯に宝石を溜めているから、おなかが傷ついていた。
カエルから、一つ宝石を貰った。カエルは、何にも考えてないみたいだったけど。
涙を宝石に変えるといいって、フレッシュさんが言ってたから。
わたしの涙も、宝石に代わるといい。美談じゃないけど。
せめて、良いようにしたい。
オイフェさんが、今日は不思議な感じだった。
いつものテンションが高い感じというより、何かわたしにすごい言いたかったのかもしれない。
ブロードソードを貰ってしまった。
触れないけど、オイフェさんの言葉を忘れないようにお家に置いておこうかな。
今日は、色々なことがあった。
【繁華街の噴水広場:フレッシュ★ジェイ★ライズ★オイフェ★宝石カエル】
くすんだ赤い宝石を入手
ブロードソードを入手
おなかの傷には、そこそこ歩く方がいいって、お医者様が言っていた。
動いた内臓の位置を、体を動かして元に戻すのだそうだ。
もちろん、この間踊ったときみたいに、跳んだり跳ねたりは、ご法度ではあるのだけど。
(実際あの後、怒られた)
見回りを兼ねて、広場に出てみた。相変わらず、茨だらけ。
この茨だけでもどうにかしたいなと、考えていたのだけれど、そんな時ふらふら歩いてくる人に出会った。
名前はカーゴさん。どうやら、義手に付いて考えていたらしい。
500キロくらいの重さを持ち上げられる義手ってことだけれど……実際、それを持ち上げられる人はほとんど心当たりがない。
心当たりがあるってだけで、我ながらちょっと人脈が多彩になってきたぞって、褒めたいくらい。
どうやら、カーゴさんは考え事をするとものすごい集中力を発揮してしまうみたい。
であった時も、気付いてくれるまで、ちょっと時間がかかった。
お話してるときも、考えに耽りそうになるときがあって、何度か呼び止めてしまったくらい。
カーゴさんから、一匹猫を譲り受けることになった。
黒くて、もさっとして、足の先だけ白い猫。
クロとか、クツシタと呼ばれていたらしいので、名前は「クロクツシタ」
ただ、それだと呼びにくいから、クロックと呼ぶことにした。
割と大人しい、良い子だ。
抱き上げてみたら、胴が長くてちょっとびっくりしたけど。
おとうさんは、まだ森から帰ってきてない。
連絡があったから元気そうだけれど、エルフの集落のほうも茨の対処でおおわらわみたいだ。
こういうときに、家族が1人増えて、ちょっと嬉しいなと思ってみたり。
【繁華街の噴水広場:カーゴ】
胴が長くて、もさっとした黒猫を飼うことになりました。
イメージは、マンチカン。オズの魔法使いの冒頭に出てきそうな名前が好きな猫です。
夜の港、いつ禁獣が出てきても、速く気付けるように見回りに出てみた。
結局、禁獣は出なかったけれど、1人の手品師さんと、とても明るい女の人に出会った。
手品師の人は、スィーラさん。最初は、男の人だと思った。
燕尾服を着ていたから。
女性は、ビディーさん。語尾が跳ねる、元気な口調で。
実際に、ビディーさんが現れたらちょっと周囲が明るくなったきがした。
スィーラさんが手品師だってわかってから、ビディーさんと2人で強請って
結局、スィーラさんは茨の上でジャグリングをやってくれた
それは、スィーラさんなりの、ボトルフへの「抵抗」だって言っていた
抵抗と言っていたけれど、実際にわたし達の前で行われたジャグリングは、すごかった
なんたって、形の違うナイフが3本、そしてレイピアを1本使ったのだから
ビディーさんと2人で、息を飲んで見守ってしまった。
次は、もっと人の多いところで、色々な手品を見てみたいな。
そのときには、町の人たちの空気も陰気なものから明るいものに変わってるといい。
【潮風の港町:スィーラ★ビディー】
カウンター
プロフィール
HN:
ウルリーカ
性別:
女性
自己紹介:
凍土で休養中
【ステータス】
治りかけ。
【ステータス】
治りかけ。
最新記事
(12/14)
(04/15)
(03/30)
(03/29)
(03/29)
メッセージが送れます
リンク