雪合戦

雪の森での狩りも、動きも、最近少し慣れてきた
一週間以上こっちにいれば、当然かな？

さて、今日は狩りのお話じゃない
宿のおばさんからウサギを頼まれて、かえってきたときのお話
村の広場にさしかかったところで、何か投げる音がした
覗いてみたら、アルフレッドさんが大きな雪だるまにオレンジを投げて目にしているところだった
別に、何かのストレス解消にしていたとかそういうわけじゃないみたい
オレンジは、見事に雪だるまの目になった
ちょっとずれて、困った顔をしているように見えたけれど、それはそれで愛嬌だよね

話していたら、ディルノアさんもやってきた
そういえば、二人とも、凍土に来る前に声をかけたような気がする

アルフレッドさんのカビとかそういったものがまんえいしたお部屋を封印という話題から
クッキー缶に何かものを入れて埋めて、後世の冒険者たちにつなごうということになった
主に乗り気だったのはわたしだ
でも、ディルノアさんも、綺麗なビーチグラスを入れてくれたり
アルフレッドさんにいたっては、自作のポエムまでいれてくれた

それから、みんなで雪合戦をした
大人が非常に大人気ない雪合戦だったよ
どれくらい楽しかったかというと
最終局面での必殺技が、雪だるまの頭、みたいな！

みんなで雪まみれになって、みんなで宿へ戻った
雪を落として、着替えて
暖炉の前でジンジャーティやホットワインを飲む
その日は、ベッドに入ったら即効に眠ってしまうくらいに、楽しかった

【雪かぶりの村：アルフレッド★ディルノア】

さて、このクッキー缶はどこへ埋めよう
埋めたら、地図を作ってどこかへかくしておこうかな
それとも、どこかの海賊みたいに歌にしてもいいかもしれない

100年後、誰も見つけられなかったら、わたしが探しに行こう